2010年1月12日火曜日

文章を直してもらうときのちょっとした心構え

この気くばりが出来れば、文章校正のやりとりにおける上司との衝突が避けられます。

学位論文や文章を確認してもらう立場の方は、以下のことをぜひ心に留めて頂ければと思いました。

next49さんの『発声練習』というブログから引用します。

複数人に同時に論文指導を受けているとき、何人かから同じことを指摘されることがあると思う。で、既に別の人に指摘されているので「あっ、それ**さんにも、指摘されました」と思わず言ってしまうことがあると思うが、それは言ってもメリットがないので言うのを我慢すること。

理由は以下のとおり。

1. 「あっ、それ**さんにも、指摘されました」には、無意識に「それはもう知っているので説明を止めてください」が含まれてしまう。コミュニケーションにおいて「それは知っている」というのは会話を止めるマジックワード。

2. 「あっ、それ**さんにも、指摘されました」と言うことによって、「ああ、じゃあ、そこは飛ばすね」とその部分の説明を省かれる可能性がある。同じ箇所の指摘だけれども、指摘している理由が違うかも知れないのでちゃんと説明してもらったほうが得。




冷静になって、何のために見てもらっているのかを考えれば、この対応に納得できるはずです。

特に論文の校正は時間と労力が費やされるので、見てもらう側が見る側の立場にたって考えることが出来れば、お互いより充実した時間を共有できます。

また逆に、見る側も見てもらう側の立場を考える必要もあります。それについてはまた今度。

2010年1月7日木曜日

ChemCupid



ChemCupidは日本初のWeb版化合物検索データベースです。

シンプルな操作により、お探しの化合物(HTS化合物、Building Blocks、試薬など)を簡単に見つけることが出来ます。


*詳細

http://www.namiki-s.co.jp/chemcupid/

2010年1月4日月曜日

日本は「科学のリーダー」育てよ

英語に「candor」という言葉があります。虚心坦懐といった意味です。先入観を持たないということ。日本に欠けている点ではないでしょうか。「この研究者はどの先生の弟子か」「どこから来た人か」とか、そういう話になりがちです。

 米国が世界中の知性を引きつけてきたのは、「彼はどこの出身だ」というような先入観をもって見ないことも理由の1つだ思います。アジアの人たちが日本より米国に向かうのにはそうした背景もあるのではないでしょうか。

 科学を研究する人間は、リーダーとフォロワーに分けられます。リーダーとは「何が重要なのか」「どこが新しい分野か」を理解して目標を設定する。その目標に対して自分の創造性を発揮して新しいことをやろうとする人。フォロワーはリーダーに協力して研究を進める人たちです。

 もちろん、多くの人が協力しないと応用的な研究はできませんからフォロワーの役割も重要です。しかし、評価し、評価されるという環境を欠く今までのようなやり方だと、リーダー格の人間はなかなか育ちません。



科学の発展には、戦略的な人材育成が必要です。

2009年12月25日金曜日

英語論文ははじめから英語で書くべきか?

おおまかな、あるいはかなり詳細な下書きを日本語で準備してから、英語にとりかかるべきだと思う。

不慣れな外国語で書くという作業が自然な思考を妨げる恐れがある。推敲の段階でも、外国語であるがゆえに論理的なおかしさや「わかりにくさ」に気付きにくい可能性がある。


マテメソとリザルトは直接英語で書き、ディスカッションは日本語の下書きを用意することが著者のお勧めです。

2009年12月22日火曜日

英語論文を早く読むコツ

0.アウトプット思考で読み、絶対に全文読まないこと(心がけ)
1.仮説思考で論点をクリアに(5分)
2.論点に対して情報になるところを探す。キーワードまたは各パラグラフの最初の一行だけ読む(10分)
3.めぼしをつけたところを読んで、情報を収集する(10-15分)



パラブラフの冒頭には通常、キーセンテンスが書かれています。このキーセンテンスをスキミングすることで、素早く全体像を把握しながら自分の読むべきところを探し出していきます。

また逆に考えると、キーセンテンスを意識して論文を書くことで、分かりやすい文章を書くことができます。


【参考図書】

■ 論理的な文章が自動的に書ける! 倉島 保美

2009年12月8日火曜日

環境の変化に対応できる人

人間というものは新しい環境の中に解き放たれてしまえば、大方は意外にその環境に順応していけるものだということである。この時の経験は、ある意味眠っていた自分の感性や価値観を改めて目覚めさせる絶好の機会になったと思っている。

先行きを予測するのが非常に難しいこれからの時代をどのようにリードしていくか?それには、これまでの常識や固定観念にとらわれない「逆転の発想」を持ったリーダーが、ますます必要ではないかと感じている。

近藤裕郷 ファルマシア 45 1183 2009
変化に強い人が活躍し、変化を逆に利用できる人がリーダーとなる。