ラベル プレゼンテーション の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル プレゼンテーション の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2010年2月2日火曜日

今日買ったプレゼンテーションの本

論文・プレゼンの科学 河田 聡 2010

プレゼンやレポートは、才能ではありません、論文やプレゼンは「文学」ではありません。語学とは努力ではありません。簡単な公理に基づいた「科学です」それを誰も教えてくれなかったから、いま苦手に感じるだけです。


プレゼンテーションzen Garr Reynolds 2009

もっと明快に、誠実に、美しく、知的な方法でコミュニケーションを取りたいのなら、「普通」のやり方を捨てて、それよりもはるかに効果的な別の手法を取り入れるべきだ。プレゼンテーションの各ステップを通じて、私が最も留意しているのは、「抑制」「シンプル」「自然さ」という3つの方針である。

2009年11月11日水曜日

プレゼンテーションのコツ

プレゼンでは、資料を念入りにチェックして、リハーサルも周到に行っておくのがよいでしょう。プレゼンの目的は、説明することではなく、相手に納得してもらうこと。納得してもらうためには、分かりやすい資料を準備することがポイントになります。




【参考書籍】

■ 学生・研究者のための 使える!PowerPointスライドデザイン 伝わるプレゼン1つの原理と3つの技術 宮野 公樹 2009

プレゼンテーションスライドの改善例がビフォーアフターで分かりやすく説明されています。

2008年6月20日金曜日

in silico 創薬

 本日、講義をしました。

in silico drug discovery: インシリコ創薬
in silico medicine: インシリコ医薬

 in silico 創薬の必要性が高まっている背景と、我が国におけるin silico 創薬の現状と基礎研究について、講義しました。

 近年の医薬品の研究開発費の高騰と治験医薬の減少という創薬の過程の現状と、データベースの整備やシミュレーション技術の高精度化が背景となり、in silico 創薬は、今後注目されるアプローチになると考えています。

 聴講された皆様、ありがとうございました。講義で得た内容を、是非今後の研究に取り入れてご活用下さい。

 研究室内の学生さんに好評で、準備してよかったと思いました。

講義内容で使った参考資料です。


【参考文献】

■ 桑嶋 健一 不確実性のマネジメント 新薬創出のR&Dの「解」 2006
■ 勝部 純基 実学的創薬研究概論 2006
■ 厚生労働省医政局経済課 創薬の未来 新医薬品産業ビジョンと創薬のための5か年戦略 2007
■ 京都大学大学院薬学研究科 新しい薬をどう創るか―創薬研究の最前線 2007
■ 杉山 雄一 最新創薬学 2007−薬物動態学特性の解析は創薬のキーワード− 2007




【関連記事】

● G-COE spring 2008 database
 講義の後半に話した、データベースやその使い方をまとめて記事にしています。


【参考サイト】

* E-Cell 3D
* グリッド上で次世代細胞シミュレータの開発に成功
* 医薬基盤研究所シンポジウム「in silico創薬の現状と展望」
* Cell Illustrator Projects

【バックリンク】

● 【研究本】新しい薬をどう創るか
● 【研究本】不確実性のマネジメント

2008年5月11日日曜日

何を質問したらいいのか?

 以前、『どう質問したらいいのかという時に』というエントリを書きました。この記事では、質問の仕方に焦点を当てました。そこで、今回は、京大の柳田先生の著書を引用しながら、質問の内容についてお話ししたいと思います。

 研究を始めたばかりの時や、異分野に参入した時は、発表されている内容が、本当に全く分かりませんね。そんな時、私なら、悔しいので、周辺知識を貯えて再チャレンジするようにしています。柳田先生も本に書かれていますが、「門前の小僧習わぬ経を読む」という諺がある通り、意味が分からなくてもしばらく聴いていると何となく分かるようにもなります。(自分で予習すると理解が進むのは言うまでもありませんね)

《1.質問のしかたのノウハウ》

 ここでは、質問の種類と心構えについて書かれています。心構えについて引用しておきます。

・自分がこれからしようとする質問の意義を、前もって考えておく必要があります。
・おもしろかったら、素晴らしいと思ったらそんな気持ちを言葉に出しましょう。
・質問は常に建設的でありたいものです。

 つぎに、質問の分類について、本の内容をまとめておきます。

 (1)理解できなかった、あるいは聞き逃したことを質問する
 (2)データのとり方に関する質問をする
 (3)主要な結論や仮説について質問する

 このうち、(3)がもっとも聞き手の理解が進んだ状態で発せられる質問の形といえるでしょうね。対等な立場から、論理展開における矛盾点や、考察の妥当性などを指摘することになります。

《2.質問できない、質問する気が起こらなかったら》

 ここでは、質問しない学生を柳田先生が分析された結果について書かれています。

 簡単にいうと、質問は本来無理をしてするものではなく、自然に口をついて出てくるものです。全然分からなければ、全然分かりません、何とか教えてくださいというのが、質問になるわけです。

・・・(中略)・・・

次にわかったような気もするけど、何がおもしろいのか何が重要なのかさっぱりわからないということもあります。そんなことを口に出すのは相手に失礼、こんなことも思うようです。

柳田 充弘 生命科学者になるための10か条
 柳田先生がおっしゃるように、質問を強要するだけでは、学生を育てることはできないと私も常々思います。そこで、どうしたらいいかと考え、どのように質問すべきか、どんな質問をすべきかについて考えるようになりました。ここでは、柳田先生が提示された、2つのシチュエーションにおける具体的な解決法について考えてみました。

 まず1つ目の、全然わからない場合は、「全然分かりません」とストレートにいう人もいます。ただ、言い方によっては全否定になってしまい、破壊的討論にも進みかねません。そこで、もう一歩踏み込んで、言葉を付け足してみるといいのではないでしょうか?例えば、以下のような質問はどうでしょうか?

  「全体像が把握できなかったので、体系的にもう一度教えていただけませんか?」
  「主張(結論)は何でしょうか?」
  「主張のもとになった根拠を3つほど教えてください。」
  「この分野については門外漢ですので、基礎的なことから教えていただけますか?」

 次に、2つ目の、重要性がわからない場合は、「何が新しいの?何の意味があるの?」という攻撃的な質問になる場合があるようです。そこで、先と同様に建設的な質問の仕方を考えてみました。

  「なじみのないテーマですので、この結果にどのような意義あるのでしょうか?」
  「どのような応用が考えられますか?」
  「既に、類似の結果が得られていますが、それと比較して、どこが異なるのでしょうか?」

 いかがでしょうか?これらの質問例は、発表者から有用な情報を提供してもらうことを目的として有意義な討論ができるように考えています。ですので実際に使えるものばかりだと思います。(口論自体は目的ではありません)

【関連記事】

● どう質問したらいいのかという時に
● セミナーを受ける前に

【バックリンク】

◦ いい質問をするために気をつけるべきこと

【参考書籍】

生命科学者になるための10か条

柳田 充弘

【追記】
080511

 何を聞いたらいいのか?何がわからないのか?それがよく分からない場合は、どうしたらいいのでしょうか?こういう場合は、そもそも質問ができなくて当然ですね。こういう場合は、周りの人に具体的に質問してもらい、そこから質問の仕方を学ぶのがよいと思います。

2008年5月10日土曜日

デスクトップを写真のように保存する


 以前、PCデスクトップを動画で保存する方法について記事にしました。今回は、WINで静止画像をキャプチャできるフリーソフトを紹介します。ちなみに、MACはapple + shift + 3 or apple + shift + 4でスクリーンキャプチャでます。(グラブも入っていますが)

 これで、パワポやちょっとした報告書に貼付ける図が、圧倒的に素早く挿入することが可能になります。おすすめです。本ブログの記事にも、この機能を使っています。

【関連記事】

(1)まずは 溶かして 混ぜてみよう!:デスクトップ操作をデモンストレーションする


【参考サイト】

(1)フリーランス プログラマー アキのサイト:キャプチャー画像を保存する(スクリーンショットを取る)

(2)Vector:CaptureD

【追記 080510】

mbp&co:スクリーンキャプチャ特殊技あれこれ
  Macのスクリーンキャプチャの応用編についての記事

2008年5月4日日曜日

プレゼンテーションをするために注意したいこと

 先日ご紹介した、東北大の大隅先生の研究者のためのプレゼン本『バイオ研究で絶対役立つプレゼンテーションの基本』が売れているようです。


お陰様で拙著の『プレゼン本』(羊土社)がめでたく3刷りとなる模様です。

PPTファイルの上手な作り方というよりも、「ヴィジュアルで分かりやすいプレゼン」のための原理原則が書かれています。
同じ素材でも、どうやったら美味しく食べさせられるか、ということですね

 ラボミーティングから学会発表まで対応した内容について、基本的なことから、分かりやすく説明されています。オススメ本です。




バイオ研究で絶対役立つプレゼンテーションの基本

大隅 典子



 また、もう一冊オススメ本を紹介します。植村 研一 先生の『医学・生物学研究者のためのうまい研究発表のコツ』です。この本は、論文図表と講演スライドの作成上の注意点について比較しながら詳しく説明されています。さらに、研究論文の書き方についてもポイントをまとめて説明されていて、大変参考になります。(すこし辛口気味ではありますが。)


医学・生物学研究者のためのうまい研究発表のコツ

植村 研一






 最後に、『Ko's Style:プレゼンの達人になるための情報まとめ』を紹介しておきましょう。このブログには、プレゼン方法のコツを説明しているサイトがまとめられています。特に、Apple社のJobs氏のプレゼンは、とても参考になるので、是非見てみてください。

【関連記事】

(1)まずは 溶かして 混ぜてみよう!:デキる大学院生になろう!

(2)まずは 溶かして 混ぜてみよう!:理系のための口頭発表術

【参考サイト】

(1)大隅典子の仙台通信:GW後半初日は良いお天気

(2)Ko's Style:プレゼンの達人になるための情報まとめ

2008年4月28日月曜日

デスクトップ操作をデモンストレーションする

 デスクトップの静止画を保存するスクリーンキャプチャは、スクラップブックをつくる要領で、毎日よく使っています。最近は、静止画だけでなく、動的な変化を伝えるために、動画も使い始めています。

 ソフトやウェプの使い方を説明するのに、スクリーンキャプチャをたくさん取って、パワポなどに貼付けるのは大変ですね。それで、最近はWinのDxCaptureというフリーのソフトを使って、作業過程を動画で紹介するようにしています。Macも良い動画キャプチャツールがないかと探していたのですが、佐々木 正悟さんが、ブログで有用ツールをまとめているのを見つけましたので、引用しておきます。

デスクトップを録画するためのツールは、最近になって、新しいツールのマニュアルを用意する目的で、非常によく使われるようになってきました。

文章で説明したり、口頭で伝えるのに比べ、操作の実録は、一度録画しておけば視覚的・直感的に理解できるうえ、何度でも、誰もが理解できるといったように、メリットがたくさんあります。

・・中略・・

JING

このJINGも、スクリーンキャプチャとスクリーンキャストの両方ができる、デスクトップ録画ソフトです。ダウンロードソフトながら、Mac OSX、Windowsに両対応していますので、MACユーザーの方は重宝するでしょう。

録画内容は、音声付きでも、音声なしでも、Flashムービー形式で保存されるので、普通にブラウザから見ることができます。Flash動画プレーヤを使っての再生もできますし、Youtubeをはじめとする、動画共有サイトにもアップロード可能です。

個人的には今一番これが気に入っていて、デスクトップ録画はこれですませることがほとんどです。

Jing Project: Visual conversation starts here. Mac or Windows.


今年の Apple Design Awards 2008 受賞作品を眺めていたら、目に留まったのがきっかけで触ってみたところとてもよろしい。ユーザーインターフェイスの優秀さもさることながら、手軽にビデオ加工できたり、書き出しのビデオ品質もかなりいい。

この「Vara Software : ScreenFlow - Professional Screencasting Studio」は、スクリーンの動きを動画におさめてくれるアプリケーション。言葉や文字では、なかなか伝えにくい動作手順などを動画で伝えたい時に活躍してくれます。一通りの録画を終えて、強調したいところをスポットライトや拡大で表示させる編集が簡単にできます。

appling with wordpress:ScreenFlow - スクリーンキャプチャするならこれ。



【参考サイト】

(1)Win / Macでのデスクトップの動画撮影保存ツールのまとめ
『シゴタノ:「やって見せてあげる」ためのツール3種

(2)Winでの静止画像の撮影の仕方と、保存方法について
『吉田印刷所:[6022]スクリーンキャプチャ・スクリーンショットの撮り方:Windowsの場合

(3)ソフトウェア一覧
Vector:グラフィックセーバ(キャプチャ)

【080510 追記】

【参考サイト】

(1)Mac版Jingの使い方をまとめた記事
  Macの手書き説明書:Jing

(2)Jingでは、動画ファイルが、SWF形式で保存されますので、再生プレイヤーをインストールして使いました。
  Mac用Flashムービー(SWF)再生プレイヤー SAFlashPlayer

(3)Win版Jingの使い方をまとめた記事
  フリーソフトPC元気生活:「Jing」録画ソフト

【バックリンク】

● デスクトップを写真のように保存する

2008年4月27日日曜日

デキる大学院生になろう!


化学 63/4 2008年4月号
理系「研究力」向上計画 デキる大学院生になろう!

出版社:化学同人
発売日: 2008/4

メテオ・メディカルブックセンターで詳しく見る

 今回は、『化学』という化学系向けの雑誌を紹介します。「デキる大学院生になろう!」と題した特集が組まれていて、学生の皆さんや学生を指導する方にも参考になると思いましたので、気になるポイントをまとめておきます。

【目次】
◆成功する研究力 1
   実験計画を立てるコツ 自由度の高い「中・長期計画」が鍵!
◆成功する研究力 2
   実験を効率的に進めるコツ 実験の基本は「比較」にあり!
◆成功する研究力 3
   パソコン活用術 データの共有化が研究の効率性を生みだす
◆上手なプレゼン法 1
   口頭発表するときの要件 プレゼンの基本は 「あいうえお」
◆上手なプレゼン法 2
   よい理系文書を書くためのコツ 論理的かつ簡潔な文章を目指せ!
◆特許についての考え方
   研究者が知っておきたい知的財産の基礎
◆教育・研究の場で必須の知識
   研究者が知っておきたい著作権の基礎
◆企業が求める研究者
   SF映画から知る研究者の資質

【注目ポイント】

◆成功する研究力 2
   実験を効率的に進めるコツ 実験の基本は「比較」にあり!(片倉 啓雄)

<ネガ/ポジコンを的確に立てる>

 自然科学の実験では、「比較する」ことが基本となります。片倉先生は、この「比較」という観点から、日々の実験・先行研究・日常生活におけるコツを紹介しています。

 「ネガ/ポジコンを的確に立てる」では、実験を行うときに「何」と「何」を比較するのかを明確に設定して、対照実験を行う重要性を指摘されています。コントロールの重要性については、野村 慎太郎 先生が『研究室へようこそ!』で、説明されています。

実験トラブルに対処する
  Positive controlの利用と注意点
実験結果の判断の仕方
  コントロールを忘れていないか?


<日々の実験と研究全体の目的を比較>

 ある目的をもって、研究を開始したにもかかわらず、日々実験をしているうちに、手段が目的化してしまう問題点が指摘されています。これは、日常的に起こりやすい問題で、ついつい細かいことに注目しすぎてしまいます。「木を見て森を見ず」ですね。

 この問題を回避するコツとして、日々の実験の目的と、研究の目的を明文化することが挙げられています。

<材料は新旧で同じ結果が出るか確認>

 試薬のロットが変わって、実験結果が何となく以前と違うなあ〜という、こちらも日々の実験で頻発する問題ですね。こういう時は大体、サンプルも試薬も以前の実験と違います。怪しい場合は、直ちに、昔うまくいったサンプルを使って、新しい試薬を検証しなければなりませんね。

<複数の方法を調べてカスタマイズ>

 ある目的を達成するための手段を常に複数用意しておくべきということです。また、一定の結果が得られた時は、同じ手法で再現性をとることは必須ですが、違う手法で同じ現象を観察するという「石橋を叩いて渡る」心がけもいいのではないでしょうか?

<必ず過去の結果と比べる>

 新堀 聰 先生が『評価される博士・修士卒業論文の書き方・考え方』で述べられている通り、研究とは、そもそも先行研究業績に新しい知見を上乗せして進行していくものですね。ですので、自分の研究の前提となった論文のなかで参考にした実験結果は、ある程度は再現して確認しておく必要があるということですね。

<「比較」を極めるには>

 研究思考を日常生活に浸透させると良いということでしょうね。

◆成功する研究力 3
   パソコン活用術 データの共有化が研究の効率性を生みだす(岡畑 恵雄)

<スライドの原図に通し番号を付ける>

 私自身も、パワーポイントで作図することが多く、これまで作成したスライドもおそらく数百枚に及んでいます。今のところは、自分の記憶と検索を組み合わせて参照していますが、他人のスライドになるとほぼ記憶できていません。そんな問題を解消してくれるコツが紹介されています。その方法とは、スライド1枚につき「A-1-001」という通し番号を記入していくというものです。"A"は個人を、"-1"はプロジェクトを、"-001"は各スライドを特定しているそうです。

<文章はWord, 図はCanvas>

 論文作成やプレゼンテーションに便利な、WordとCanvasを使っているそうです。

<システムの統一でデータを共有する>

 パソコンは、Macに統一されているそうです。私も、OSの使い勝手は、WinよりMacのほうがいいですし、その上、仕事も効率的にこなせています。

◆上手なプレゼン法 1
   口頭発表するときの要件 プレゼンの基本は 「あいうえお」(尾嶋 正治)

<Plan-Do-Seeと「あいうえお」>

 Plan-Do-Seeとは、「計画・実行・検討」のことです。「あいうえお」は、プレゼンの基本となる型のことです。そもそも、なぜプレゼンテーションが必要なのでしょうか?そのプレゼンの必要性については、八幡 紕芦史さんの『戦略的プレゼンテーションの技術』にまとめられていますので、引用しておきます。

 注意を喚起し、興味をもたせ、理解させ、合意させ、決定させ、行動させるためには、人を集め、あなた自身の口から、あなた自身の考え方を聞き手に直接語りかけるプレゼンテーションでなければならない。
つまり、聞き手を行動させるためには、意思決定させなければならないので、次に書かれているように、「心を動かす」必要が出てきますね。

<聞き手の心を動かす3要素>

 1.主張したい中身
 2.発表者の情熱
 3.プレゼンの基本の”型”

<プレゼン「あいうえお」詳述>

 あ:アイコンタクト、自身演出、誠実に!
 い:一番乗りで、会場検分、四股を踏む!
 う:うしろから、大きなPowerPointよく見える!
 え:笑顔をつくって、緊張解消!
 お:大きな声で、腹の底からはっきりと!

 「あ」では、プレゼンの最大の敵は、”恥ずかしがること”であり、誠実さ・謙虚さを相手に感じさせ、自分の主張点を手短に伝えることの大切さについて説明されています。

 「い」は、精神論的理解が良いのではないでしょうか?(四股を踏んでいる人を見かけたことがないので・・・踏んでも構わないのですが・・・)

 「う」は、大切です。細かくて、いっぱい図が載っているスライドを使って、ごく一部を説明する方が少なからずいらっしゃいます。20ポイント以上のボールドを用いることを推奨されていました。スライドの作製上の注意点は、大隅 典子 先生の『バイオ研究で絶対役立つプレゼンテーションの基本』にまとめられているので参考にして下さい。

 「え」で述べられている、『プレゼンは議論(質疑応答)の前座と考えるべきで、議論が本番です』は、良い心がけですね。参考になりました。

 「お」では、『大きな声で、ゆっくりと、力強く語りかけること』と述べられています。一般的に、日本人は、ゆっくりした話し方のほうが、説得力を感じ、安心感を与えるようです。ちなみにアメリカではこの印象が逆転し、早口だと、説得力があり、知的であると判断されるそうです。専門家が集まる小さいプレゼンなら、早口でも通るのでしょうが、いろいろなバックグラウンドを持った聴衆が集まる場合は、ゆっくり話すのが良さそうですね。

<“美味しいプレゼン”を目指そう>

 本文から、引用しましょう。
「世の中に面白い話を聞く以上の楽しみはない。つまらない話を聞かされる以上の苦痛はない」

 プレゼンテーション(presentation)の語源が、贈る(present)であることを考えると、喜ばれる内容、サービス精神が大切なのは当然ですね。

◆上手なプレゼン法 2
   よい理系文書を書くためのコツ 論理的かつ簡潔な文章を目指せ! 村上 雅人

<上手い文章を書くための基本>

 本文から、2つのポイントをまとめておきます。

 1.良い文章に触れる
 2.上手い文章を真似して、書く訓練をする

<辞書を座右のに置いて書く>

 いろいろな辞書をそばにおいて、用語の正しい意味を確認しながら書くべきであると述べられています。

<推敲を重ねるほど文章はよくなる>

 推敲とは、『詩文を作るとき、最適の字句や表現を求めて考え練り上げること。』を意味します。納得のいくまで、自分の書いた文章を修正して磨くべきであると述べられています。

<事実と意見を区別して書く>

 論文は、実験データや先行研究などの客観的な事実を示した上で、自分の主観的な意見を主張するために書きます。したがって、どこまでが事実で、どこからが意見なのかを明確に区別する必要があります。

 また、研究者の使命と失敗への取り組み方の姿勢についても述べられていたので引用します。

研究者の使命は、はじめからものを否定することではなく、何か問題点なのかを明確にして、それをいかに解決すべきかに挑戦することである。

世の中の失敗には、本質的なものではなく、やり方に問題のある場合も多い。それを精査せずに、最初の結果だけで判断したのでは、ブレイクスルーは決して生まれない。

 この文章を書き出していたら、三洋電機の”エアウォッシュ”洗濯乾燥機開発チームの記事を思い出しました。

「いつからか『できない』と言っても周囲から”それやったんか? 絶対ダメなんか? 可能性はゼロなんか?”と聞かれるようになっていたんです」

 できないと思ってやっていても、できるはずがなく、できると思ってやるからこそ、可能性が見えてくるといことでしょうね。

<好きこそものの上手なれ>

 1.良い文章を書くために、「自分が本当に書きたいもの」があるか?
 2.結果が得られたら、それをすぐにまとめること。

 2.については、論文を書くタイミングについて酒井 聡樹 先生が『これから論文を書く若者のために』に述べられていることと同じですね。「鉄は熱いうちに打て」ということですね。
 
<理系の文書>

 理系の文章は、文学的表現にならないように、具体的に、定量的に書くべきであるという注意点が挙げられています。


【参考書籍】

(1)はじめて研究室に配属される人に向けて書かれた良書です。

研究室へようこそ!—どこにも書かれていないバイオ研究室の実態

野村 慎太郎


(2)論文の書き方の基本を解説しています。

評価される博士・修士卒業論文の書き方・考え方

新堀 聰


(3)プレゼンの必要性から技術まで詳細に解説されています。

戦略的プレゼンテーションの技術—オープンな意思決定のために

八幡 紕芦史


(4)研究室でのプレゼンに大変役立つ一冊です。

バイオ研究で絶対役立つプレゼンテーションの基本

大隅 典子


(5)三洋電機の”エアウォッシュ”の開発過程についての記事が掲載されています。

セオリービジネス vol.1 (2008) (1)

講談社


(6)論文を書く心構えから、実際の手順まで詳細に解説されています。

これから論文を書く若者のために 大改訂増補版

酒井 聡樹


【参考サイト】

(1)Plan-Do-Seeについての解説
ビジネスの基本:仕事の基本(Plan - Do - See)

(2)プレゼンテーションの方法とパワーポイントの使い方の解説
泣ける!!プレゼンテーションへの8つのステップ

(3)推敲についての故事成語のエピソード
故事成語で見る中国史:推敲

(4)大阪市立大学 坂上 学 先生 レポート・論文作成の手引き
1.論文作成のための予備知識

【バックリンク】

● プレゼンテーションをするために注意したいこと
● Life Sciences Career Day in IPRに参加しました
● 学ぶということが創造的である
● 大学院入試と就職活動
● 面接に成功する3つのポイント

2008年3月22日土曜日

どう質問したらいいのかという時に

 「質問をするように」と言われてしまうことがたまにありますよね。基本的な質問は、どうしても気が引けてしまいますよね。また、後輩へも、「質問するように」と指導してしまいがちです。でも、「どう質問すべきか?」を伝えることが大切だと思います。したがって、今回はどう質問すべきかについて考えてみます。

 まず、質問の種類について考えてみます。飯久保 広嗣 さんが著書『質問力』で書かれているとおり、質問には、大きく分けて「なに?」と「なぜ?」の2つがあります。つまり、「なに」は知識を獲得するための質問で、極端に言えば質問と答えが対になっています。これに対して、「なぜ」は知性を働かせる質問で、質問に対する答えは何通りもあります。したがって、質問する本来の目的を達成するためには、この2つの質問を明確に使い分けることが肝要です。

 つぎに、質問する時の心構えについて、島岡 要 先生が『うまく質問するために覚えておくとよい10のポイント』にまとめられています。参考になりましたので、引用します。

1)マイクを使う
2)会場のざわめきがおさまるまで一時のポーズを
3)言い訳をしない
4)演者をファースト・ネームで呼ばない
5)しゃべりすぎない
6)短く簡潔に
7)2つ以上質問をしない
8)もし適切ならば、単なる質問だけでなく少しだけ何か自分のことを言いましょう
9)(シャウトではなく)声を張りましょう
10)質問することであなたが成長するということをお忘れなく。

ハーバード大学医学部留学・独立日記:うまく質問するために覚えておくとよい10のポイント

6)長い質問は、つまり、質問が濃縮されていないということでしょう。
(何がききたいのか分からない状態に近いのかもしれません)

7)は複数質問する時は、1つずつという意味です。

3)言い訳とは、たとえば「素人の質問で申し訳ないのですが...」
 → これは時間がもったいないからだと私は解釈しています。
(学会の質疑応答時間はタイトに設定されているため)

 ただし、島岡 先生がつづけて記されているとおり、無知を開き直るのはよくないでしょうね。
大事なことは「素人の質問で申し訳ないのですが...」的態度の根底に無知を恥じるかすかな気持ちを常に持つことではないでしょうか。

ハーバード大学医学部留学・独立日記:専門家根性

確かに、このような気持ちがない人の質問は、聴いているこちらが悲しくなりますね。

 また、私自身がいつも気をつけていることは、以下のことです。

予め、「何を聴ききたいか?」を決めて聴講する。

 学会などに出席した際に、聴講報告書を求められることがありますね。これは、アウトプットを前提としたインプットが心がけられます。ですから、形式的な 提出に終わらせるのではなく、文章トレーニングのひとつとして書くと良いと思います。事前に配られる要旨集はよく読み、講演内容を把握しておくことも、当日質問するためには大切な準備のひとつですね。
(でないと、時間の無駄ですので)

 最後に、質問に失敗しないための6つのコツをご紹介します。(つまり以下の項目の逆をすれば、質問上手になれると考えています

◆質問が下手な人に多く見られる傾向

1.気配りができない
2.自己中心的で、相手を考えない
3.質問に応じてくれることのありがたさに気づかない
4.謙虚さが足りない
5.情報が集まってこない
6.他者と、心のふれあう関係ができない

質問する技術が面白いほど身につく本 櫻井 弘 (著), 内山 辰美 (編集)

【参考書籍】


(1)質問の定義、質問を成り立たせる論理について詳しく解説されています

  • 書名:質問力—論理的に「考える」ためのトレーニング
  • 著者:飯久保 広嗣 (著)
  • 発売日:2003/02
  • 項数:238ページ
  • ISBN:9784532310332
  • Amazon.co.jpで詳しく見る

(2)質問する準備やポイントについてまとめられています

  • 書名:質問する技術が面白いほど身につく本 (知りたいことがすぐわかる)
  • 著者:櫻井 弘 (著), 内山 辰美 (編集)
  • 発売日:2003/7/1
  • 項数:159ページ
  • ISBN:9784806118336
  • Amazon.co.jpで詳しく見る

【関連記事】

● セミナーを受ける前に

【バックリンク】

● 学生のうちにしておくべきこと
● 何を質問したらいいのか?
● いい質問をするために気をつけるべきこと

2008年3月19日水曜日

グローバルCOEセミナーレポートに掲載されました

3月9日に発表させて頂いた、セミナーについて、レポートを書いて頂きました。

グローバルCOEセミナーレポート

自分の発表した内容に関して、第三者からレポートされたのは初めての経験なので、とても嬉しく思いました。これからも、分かりやすく伝えられるよう努力していこうと思います。

【関連記事】

【参考サイト】
G-COE in silico medicine

2008年3月15日土曜日

理系のための口頭発表術

今回は、プレゼンテーションに関する書籍を紹介します。

  • 書名:理系のための口頭発表術
  • 著者:R.H.R. アンホルト (著), 鈴木 炎 (翻訳), I.S. リー (翻訳)
  • 発売日:2008/1/22
  • 項数:229ページ
  • ISBN:9784062575843
  • Amazon.co.jpで詳しく見る


本の概要は以下の通りです。
序論 どんなにすばらしい研究も、ダメ発表がダメ研究にする
第1章 いかに準備すべきか
第2章 「面白い話」の構造
第3章 視覚素材はこう使え(使うな)
第4章 「話し方」の技術

内容については、またポイントを挙げてご紹介します。一番面白いのは、プレゼンの態度を写真で説明しているところですね。参考になります。



【参考サイト】
マインドマップ的読書感想文:【スゴ本!】「理系のための口頭発表術」はかなりキテます!

【バックリンク】

● プレゼンテーションをするために注意したいこと

2008年3月9日日曜日

G-COEスプリングスクールに出席しました


淡路島の夢舞台でG-COEスプリングスクール(080308-09)が開催されました。

医・歯・薬・工学・情報・基礎工など、たくさんの先生方や学生の皆さんによる活発な議論が展開されました。普段まったく接点がない異分野の研究についても、分かりやすいお話が聴けました。また、多くの他分野の先生方と交流ができて、とても有意義なスクールでした。

↓入門セミナー発表中に取り上げたデータベースと参考文献などです。

G-COE spring 2008 database

ナイトディスカッションも盛り上がりました。少し睡眠不足です。(笑)



【バックリンク】

● グローバルCOEセミナーレポートに掲載されました

2008年3月1日土曜日

奇麗な分かりやすいスライド

 これまでに様々な学会やセミナーに参加してきました。奇麗に作られた、分かりやすいスライドを使ったプレゼンテーションには、いつも感動させられます。たとえば、理研の上田先生のプレゼンテーションには、内容はもちろん、その語り方にも、魅了されます。尊敬する先生のひとりです。

 私自身も、常に「うまく伝えるにはどうしたらいいのか?」を考えるようにしています。今回は、奇麗なスライドテンプレートをフリーでダウンロードできるサイト(PresentationPoint )を見つけましたので、ご紹介します。

PresentationPoint | Free PowerPoint templates to download


【関連書籍】
(1)
戦略的プレゼンテーションの技術—オープンな意思決定のために
八幡 紕芦史

見開きで一テーマを図解入りで説明してくれているので、分かりやすいです。










(2)
速プレ—カリスマがこっそり教える企画&プレゼン30の極意
竹島 慎一郎

プレゼンを成功させるノウハウが詰まっていて、参考になります。







2008年2月26日火曜日

G-COE spring 2008 database

セミナーで紹介した内容の追加情報です。

【遺伝子配列データベース】

【遺伝子発現データベース】【蛋白質構造データベース】【疾患データベース】

【実験材料データベース】
【文献データベース】
【パスウェイデータベース】【複合データベース】
【データベースのチュートリアル】【プライマー設計】
【論文検索支援】

【参考文献】
(1)

改訂第2版
バイオデータベースとウェブツールの手とり足とり活用法
遺伝子の配列・機能解析,タンパク質解析,プロテオミクス,文献検索,検索エンジン…etc. 真に役立つサイトを使い倒す!

中村 保一 /編 石川 淳 /編 礒合 敦 /編 平川 美夏 /編 坊農 秀雅 /編








(2)
ゲノム情報はこう活かせ!
比較ゲノム学を遺伝子・タンパク質の機能解析や疾患遺伝子探索に活用する方法がわかる

岡崎 康司 /編 坊農 秀雅 /編









(3)
システムバイオロジーの展開—生物学の新しいアプローチ

北野 宏明











(4)
システムバイオロジー—生命をシステムとして理解する

北野 宏明











(5)
システム生物医学入門—生命を遺伝子・タンパク質・細胞の統合ネットワークとして捉える次世代バイオロジー

児玉 龍彦, 仁科 博道










(6)
システム生物学がわかる!—セルイラストレータを使ってみよう

土井 淳/長崎正朗/斉藤あゆむ/松野浩嗣/宮野 悟 (著)











(7)
月刊バイオインダストリー 2004年9月号
特集:システム生物学の最前線

八尾徹/北野宏明/石井伸佳/冨田勝/上田泰己/有田正規/小谷秀示/小長谷明彦/大浪修一








(8)
生命-進化する分子ネットワーク—システム進化生物学入門
田中 博












(9)
医学のあゆみ 223巻11・12号
Quantitative Biology −定量的生物学

油谷 浩幸/石川 俊平/児玉 龍彦/他













【Webサイト】

【バックリンク】

● グローバルCOEセミナーレポートに掲載されました
● PubMedの使い方
● Google Scholarを活用しよう
● 薬物データベース
● in silico 創薬
● System biology bookmark: HM's webpage

2008年2月23日土曜日

オフィスのお節介をなくす10の方法

こういうことよくあるなぁ。

日常のプチイライラを解消してくれそうです。

Wordの「お節介をなくす10の方法」インデックス

1. アルファベットの1文字目が勝手に大文字になったり、記号に変換されるのを防ぐ
2. 「1.」や「・」が行頭にある文章を改行した際、勝手に箇条書きになるのを防ぐ
3. URLにハイパーリンクが勝手に張られるのを防ぐ
4. 単語の下に波線を引かれるのを防ぐ
5. 勝手にスペルチェックされるのを防ぐ
6. 図を挿入する際に、勝手に描画キャンバスが作られるのを防ぐ
7. あまり使わないメニューが勝手に隠されてしまうのを防ぐ
8. 「ファイルを開く」で、必ずマイドキュメントを参照しに行くのを書き換える
9. 新規文書のデフォルトの文字設定「MS P明朝」「10.5」を変更する
10. 起動時に作業ウィンドウが勝手に表示されるのを防ぐ

Excelの「お節介をなくす10の方法」インデックス

1. アルファベットの1文字目が勝手に大文字になるのを防ぐ
2. 入力文字が勝手に記号に変換されるのを防ぐ
3. URLにハイパーリンクが勝手に張られるのを防ぐ
4. 「開く」を選択した際、最初に開くフォルダを変更する
5. あまり使わないメニューが勝手に隠されるのを防ぐ
6. セルの列幅を狭くした際、グラフが勝手に縮小されるのを防ぐ
7. 新規ブック作成時のワークシート枚数「3」を変更する
8. 新規ブック作成時の文字設定「MS Pゴシック」「11」を変更する
9. セルに文字入力する際、続きが勝手に入力されるのを止める
10. 起動時に作業ウィンドウが勝手に表示されるのを防ぐ

PowerPointの「お節介をなくす10の方法」インデックス

1. テキストを貼り付けた際、サイズがやたら大きくなるのを防ぐ
2. 文字の量が多い時、フォントが自動縮小されるのを防ぐ
3. プレースホルダ内にテキストを貼り付けた際、2行目以降の行頭が1文字下がるのを防ぐ
4. テキストボックスや図形がグリッド単位でしか移動できないのを止める(その1)
5. テキストボックスや図形がグリッド単位でしか移動できないのを止める(その2)
6. アルファベットの1文字目が勝手に大文字になるのを防ぐ
7. URLにハイパーリンクが勝手に張られるのを防ぐ
8. 勝手にスペルチェックされるのを防ぐ
9. 文字量が増えたことでテキストボックスの幅が伸びるのを防ぐ
10. 複数の図形のタテヨコ位置をキレイに揃える

2008年2月19日火曜日

問題に解答をみつけよう

[今日の名言]
『勝者はどんな問題にも解答を見つけ、敗者はどんな解答にも問題を見つける。』

ロバート・アンソニー(心理学者)

cf.
◆「うすっぺら日記」:2008-02-16-Sat [今日の名言]

できる人は、問題解決ができる人であるということか?

調べてみたら、

どんな提案や発想にも、必ず問題点ばかりを指摘する人がいる。
考えられる問題を見つけることは大切なことだが、問題分析ばかりしている
評論家になってしまっていないだろうか?
重要なのは問題を見つけることではなく、その解答を考えることだ。

cf.
解答を見つけよう ・・・ ロバート・アンソニー

ということらしい。

今まで出席してきた学会では、の建設的な質疑応答が多かった。

常に問題意識を持とう

そして、セミナーなどでの質疑応答でも、建設的な意見を言うように心がけよう

と思いました。