PHP新書のしおりに載っている、松下電器の創業者である松下 幸之助 さんの言葉をご紹介します。
学ぶ心
学ぶ心さえあれば、万物すべてこれわが師である。
語らぬ石、流れる雲、つまりはこの広い宇宙、
この人間の長い歴史、
どんなに小さいことにでも、
どんなに古いことにでも、
宇宙の摂理、自然の理法がひそやかに
脈づいているのである。
そしてまた、人間の尊い知恵と体験が
にじんでいるのである。これらのすべてに学びたい。PHP新書 栞
経営者としてだけでなく、優れたエンジニアとしても慕われている松下さんの考えが表れている言葉ですね。サイエンスを学ぶ人々の心にも深くしみ込む気がします。
数年前に、この言葉を知って、もっと松下さんの言葉を知りたいと思って、書店を探していたら、『道をひらく』を見つけました。この本の中には、栞のもとになった全文が記されていました。そこからさらに、引用します。
教わらずして、学ばずして、人は何一つ考えられるものではない。幼児は親から、生徒は先生から、後輩は先輩から。そうした今までの数多くの学びの上に立ってこその自分の考えなのである。自分の知恵なのである。だから、よき考え、よき知恵を生み出す人は、同時にまた必ずよき学びの人であるといえよう。道をひらく 松下 幸之助
学生の皆さんだけでなく、私のように教える側になった者にとっても忘れてはいけない学びの心だとおもいました。ちなみに、『道をひらく』は1968以来、450万部の大ベストセラーになっているようです。
道をひらく
松下 幸之助
【参考サイト】
(1)松下電器産業株式会社:創業者 松下幸之助
(2)ウィキペディア(Wikipedia):松下幸之助
(3)Tech総研:日本のエンジニアが選ぶ”本物のエンジニア”23人
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