2010年1月12日火曜日

文章を直してもらうときのちょっとした心構え

この気くばりが出来れば、文章校正のやりとりにおける上司との衝突が避けられます。

学位論文や文章を確認してもらう立場の方は、以下のことをぜひ心に留めて頂ければと思いました。

next49さんの『発声練習』というブログから引用します。

複数人に同時に論文指導を受けているとき、何人かから同じことを指摘されることがあると思う。で、既に別の人に指摘されているので「あっ、それ**さんにも、指摘されました」と思わず言ってしまうことがあると思うが、それは言ってもメリットがないので言うのを我慢すること。

理由は以下のとおり。

1. 「あっ、それ**さんにも、指摘されました」には、無意識に「それはもう知っているので説明を止めてください」が含まれてしまう。コミュニケーションにおいて「それは知っている」というのは会話を止めるマジックワード。

2. 「あっ、それ**さんにも、指摘されました」と言うことによって、「ああ、じゃあ、そこは飛ばすね」とその部分の説明を省かれる可能性がある。同じ箇所の指摘だけれども、指摘している理由が違うかも知れないのでちゃんと説明してもらったほうが得。




冷静になって、何のために見てもらっているのかを考えれば、この対応に納得できるはずです。

特に論文の校正は時間と労力が費やされるので、見てもらう側が見る側の立場にたって考えることが出来れば、お互いより充実した時間を共有できます。

また逆に、見る側も見てもらう側の立場を考える必要もあります。それについてはまた今度。

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