2008年9月26日金曜日

経験と既知の事実からの推測を疑う

 科学者たちは、電波は直進し、地球は球体であるという事実に基づき、理にかなった結論を出した、その事実だけで十分だと思い込んでいたからだ、しかし、十分ではなかった。そこにはさらに、方程式を覆す未知の事実があったのだ。

ポール・スローン

イタリア人技師のグリエルモ・マルコーニは、電波が大西洋を越えることが発見したそうです。

当時は、電波を水平に飛ばせば、そのまま地球の接線上を直線的に進むと考えられていたので、専門家はみな、マルコーニの実験を嘲笑したそうです。

しかし、マルコーニの実験は成功したそうです。

地球の周囲には、電離層と呼ばれる電波を反射する大気の層が存在するからでした。


「前提」や「先入観」は、時として新しい発見や発明を妨げるといういい例ですね。


【参考書籍】

■ ポール・スローン イノベーション・シンキング 2007


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世の中の説明に絶対はないということも忘れてはいけませんね。

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