2008年9月13日土曜日

就職活動時期のずれ

 「時間の無駄」と思うことにそれほど違和感はないです。特に研究が面白くなっている時期に就職活動に時間をとられるのはかなり不満でしょう。「将来がか かっているんだ。不満もへったくれもない」という意見もあるでしょうが,学生である以上,学びの機会を邪魔することは本末転倒も甚だしいのではないかと感 じます。


さて、もうすぐ就職活動が始まる…わけではないんですね、今年は。なんでも今年は年明け前後に始まるのだとか。たぶん大学がわの強い要望なのでしょう。

就活に時間をとられて勉学に気が入らない、という主張です。わからんでもないですが、時期をずらしたところで期間そのものに大きな差は生まれないでしょうね。


就職活動の時期が少しずれたそうですね。製薬業界だけなのでしょうか?


ktatchyさんのおっしゃるように研究の途中で集中できないという学生さんのためにも、就職活動の時期は、最終学年度の後半にしたほうが知れませんね。採用したい人材像がはっきりしていれば、しているほど企業側もそれにマッチした人材をきっちり選べると思います。

内定が決まって、落ち着いて研究するか、消化試合になるか、学生さんそれぞれですね。その状況を観察していると、そのような戦術もまた人それぞれでいいと思います。

大切なのは、その結果どうなるかをモニタリングして、自分にフィードバックをかけることだと、私は考えています。この点では、ロバストなキャリア形成にシステムバイオロジーの概念が応用できると思います。(考え方がマニアックですかね?)


とにもかくにも、製薬業界を支える優秀な人材が集まることを期待しています。


【参考サイト】

* ある理系社会人の思考:就職活動の時期は教育終了後でも良い
* ある理系社会人の思考:パソコン不良、就活時期の遅れで何が変わるのか


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