実験が行き詰まった時や、新しい研究を始める時には、どうしたらいいかと悩むことがよくありますよね。島岡 要 先生の『ハーバード大学医学部留学・独立日記』から、アイデアの出し方についてエントリされていた記事をご紹介します。
”クリエイティブな素晴らしいアイデアは後半1/3に出てくる”「頭の中を掘り起こす」イメージですね。とにかく頭にあることを全て書き出していくと良さそうです。
クリエイティブな素晴らしいアイデアは(もしあるとすれば)頭の奥底に眠っている。しかし、普段はほかの簡単に思いつくような「陳腐なアイデア」で頭が いっぱいで、「素晴らしいアイデア」の出てくる余地がない。したがって、すべきことは「素晴らしいアイデア」を積極的に考え出すことではなく、「素晴らし いアイデア」が自然に出てこられるように多くの「陳腐なアイデア」を頭から追い出すことである。
ポイントは4つあるそうです。「否定しない」のは有名なルールです。複数人で行う場合は、予め論理的な議論とブレインストーミングとは違うという認識を共有しておく必要がありますね。
1)質より量 (Go for the quantity, not quality)
2)批判厳禁 (Absolutely no criticism)
3)おかしなアイデア大歓迎 (Weird ideas are welcome)
4)他人のアイデアをもじってみよ (Transform other's idea)
フレドリック・ヘレーンさんのアイデア・ブック スウェーデン式という本の一節『アイデアは潰されやすい』を思い出しました。
アイデアは、とてもか弱い存在だ。嘲笑やあくびに抹殺され、皮肉の刃にかかり、冷たい表情に死ぬほど脅かされる
この本は、ビジネス本ではありません。エピソード毎にお話がまとめられていて、気楽に読めますのでおすすめです。
- 書名:アイデア・ブック スウェーデン式
- 著者:フレドリック・ヘレーン (著)
- 発売日:2005/3/11
- 項数:90ページ
- ISBN:9784478760963
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● ただの批判は創造的ではない
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