2008年6月29日日曜日

独創的に考える

 独創的に考えるためには、これまでに得てきた知識をいったん忘れて、子どものように発想することが大切なのですね。このことについて書かれていた本から、引用しておきます。

 独創的に考えるということは、心理学で「自発的退行」と説明されるもので、昔の、たとえば子供のころの精神状態に戻る旅なのです。

 ピカソは、ラファエロのような技術レベルで絵を描くことを習得した後で、子供のように描くことの重要性を悟ったと語っています。

 子供はどうしてそんなにの賢いのでしょうか?そして、なぜ、大人は子供ほど賢くないのでしょうか?

 それは、私たちの想像力は知識や判断力が増すとともに縮小する傾向があるからです。

スチーブ リブキン アイデアをいただいてしまえ!


 たとえば、幼い子どもの遊ぶ姿をそばでじっと見てみよう。彼らは大人が与えたオモチャよりも、もっと別なものに興味を示したり、大人が考えもつかないような使い方で遊んだりするものだ。

 子どもが遊ぶ姿を観察するだけでも、いかに私たち大人が発想の豊かさを失ってしまったかが、よくわかる。

 大人の発想の枠から離れ、発想をもっと豊かにしたければ、とくに男たちは子どもと接する時間を増やすかにかぎる。

表 三郎 答えが見つかるまで考え抜く技術


【参考書籍】


■ スチーブ リブキン,フレイザイー サイテル アイデアをいただいてしまえ!―模倣はこんなにクリエイティブだ 2003







■ 表 三郎 答えが見つかるまで考え抜く技術 2003






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